使い方
- 1
印刷サイズを調べる
表で確認します。近くで見るなら300 PPI、ポスターなら150 PPIです。
- 2
写真と比べる
送る予定のコピーの画素数を、長辺どうしで比べます。
- 3
印刷するか、小さくするか、拡大するか
足りなければ、小さいサイズを選ぶか、先に写真を拡大します。
表の見方
数値はすべて推定ではなく計算で出しています。インチ単位の印刷サイズに、1インチあたりのピクセル数(PPI)を掛けた値です。メートル法の用紙は、ミリメートルを先に25.4で割り、結果を最も近いピクセルに丸めています。写真の長辺を用紙の長辺に合わせて見てください。
手に持って見るプリントや近くで見るもの(4 × 6のプリント、8 × 10の額装、カード、フォトブック)には300 PPIの列を使います。同じプリントの実用的な最低ラインは240 PPIです。腕を伸ばした距離では、ほとんどの人が300と見分けられません。1メートル以上離れて見るポスターやキャンバスには150 PPIを使います。
PPIとDPI、そしてファイルのDPI欄が関係ない理由
プリントショップは、PPIの意味でDPI(ドット・パー・インチ)という言葉をよく使います。つまり、用紙1インチあたりに画像のピクセルがいくつ並ぶかです。厳密にはDPIはプリンターのインクのドットを表しますが、入稿の案内では両者は同じ意味です。
印刷品質を決めるのは画素数です。ファイルに保存されたDPI値はラベルにすぎません。画素を増やさずに72から300に変えても、プリントは少しもシャープになりません。詳しい手順は画像を300 DPIに変換する方法のページで説明しています。
写真の画素数を調べる方法
Windowsでは、ファイルを右クリックして[プロパティ]を選び、[詳細]タブを開きます。Macでは、プレビューで開いて[ツール]から[インスペクタを表示]を選びます。スマホでは、ほとんどのギャラリーアプリで写真の情報パネルにサイズが表示されます。
確認するのは、実際にプリントショップへ送るコピーです。チャットアプリやSNSから保存した写真は、撮影したスマホにある元の写真よりずっと小さいのが普通です。元の写真が残っていれば、そちらを使ってください。
多少足りなくても大丈夫な場合
写真が240 PPIの列に届いていれば、そのまま印刷してください。150と240の列の間なら、小さなプリントは問題なく、大きなプリントも普通の距離から見れば問題ありません。プリントショップは、違いが目に見えるずっと前から解像度不足の警告を出すことがよくあります。
希望するサイズの150 PPIの列に届かない場合、正直な選択肢は2つです。小さく印刷するか、AIの拡大で画素を増やすかです。DPI欄を変えることは3つ目の選択肢にはなりません。
写真の画素数が足りないとき
4倍拡大は写真の幅と高さを4倍にし、5 MPまでの写真を受け付けます。8倍拡大は幅と高さを8倍にし、1.25 MPまでの写真を受け付け、2クレジットを使います。どちらも結果は最大80 MPで、24 × 36インチを300 PPIで印刷する場合までカバーします。
拡大は画素を増やし、シャープなエッジと細かな質感を再構成するので、プリントラボには単純なリサイズのようなぼやけのない、十分な解像度のファイルを渡せます。ただし、その解像度で撮った写真ほどの細部は加わりません。元の写真で数十ピクセルしかない顔に新しい目鼻立ちが加わることはなく、小さな文字は元と同じようにぼやけたままです。
写真のサイズと印刷サイズを入力して答えを見たい場合は、印刷用に画像を拡大するページの計算ツールを使ってください。
ザラつきやブロックノイズがあれば先にきれいに
拡大すると、ノイズや圧縮ブロックを含め、写真のすべてが大きくなります。暗い場所で撮った写真やチャットアプリを経由した写真は、先に同じサイズのまま高画質化をかけ、その結果を拡大してください。無料の結果には透かしが入り、プリントには不向きなので、最終的な2段階の処理は有料プランで行ってください。
印刷サイズ別の必要画素数(インチ × PPI、mm / 25.4 × PPIを最も近いピクセルに丸めた値)
| 印刷サイズ | 300 PPI | 240 PPI | 150 PPI | 300 PPI時のメガピクセル |
|---|---|---|---|---|
| 4 × 6インチ | 1200 × 1800 | 960 × 1440 | 600 × 900 | 2.2 |
| 5 × 7インチ | 1500 × 2100 | 1200 × 1680 | 750 × 1050 | 3.2 |
| 8 × 10インチ | 2400 × 3000 | 1920 × 2400 | 1200 × 1500 | 7.2 |
| 8.5 × 11インチ | 2550 × 3300 | 2040 × 2640 | 1275 × 1650 | 8.4 |
| 11 × 14インチ | 3300 × 4200 | 2640 × 3360 | 1650 × 2100 | 13.9 |
| 12 × 18インチ | 3600 × 5400 | 2880 × 4320 | 1800 × 2700 | 19.4 |
| 16 × 20インチ | 4800 × 6000 | 3840 × 4800 | 2400 × 3000 | 28.8 |
| 18 × 24インチ | 5400 × 7200 | 4320 × 5760 | 2700 × 3600 | 38.9 |
| 24 × 36インチ | 7200 × 10800 | 5760 × 8640 | 3600 × 5400 | 77.8 |
| A6(105 × 148 mm) | 1240 × 1748 | 992 × 1398 | 620 × 874 | 2.2 |
| A5(148 × 210 mm) | 1748 × 2480 | 1398 × 1984 | 874 × 1240 | 4.3 |
| A4(210 × 297 mm) | 2480 × 3508 | 1984 × 2806 | 1240 × 1754 | 8.7 |
| A3(297 × 420 mm) | 3508 × 4961 | 2806 × 3969 | 1754 × 2480 | 17.4 |
| A2(420 × 594 mm) | 4961 × 7016 | 3969 × 5613 | 2480 × 3508 | 34.8 |
| A1(594 × 841 mm) | 7016 × 9933 | 5613 × 7946 | 3508 × 4967 | 69.7 |
活用例
- 画素を増やして、画像を本当の300 DPIにするプリントショップや出版社からは、300 DPIのファイルを求められることがよくあります。しかし、DPI欄に300と入力しても、画像がシャープに印刷されるわけではありません。必要なのは、印刷サイズに見合う十分な画素数です。このページでは、その違いを説明し、必要な数値と、そこに届かせる方法を紹介します。
- 画像をポスターサイズに拡大するポスターは写真を大きな紙いっぱいに広げるので、弱点がすべて見えてしまいます。良いことに、ポスターは離れて見るため、写真プリントより1インチあたりのピクセル数が少なくて済みます。ここでは、ポスターのサイズごとに本当に必要な画素数と、手持ちの写真からそこに届かせる方法を紹介します。
できないこと
- 撮影されなかった細部を拡大で加えることはできません。とても小さな元画像は、もともと高解像度の写真のようには印刷できません。
- 小さな文字は元と同じようにぼやけたままです。
- スキャンしたプリントの傷、破れ、色あせ、シミは補修しません。
- 強いぶれやピンぼけは直せません。
- 無料の結果には透かしが入るので、印刷するファイルには有料プランを使ってください。
よくある質問
8 × 10インチのプリントには何ピクセル必要ですか?
300 PPIなら2400 × 3000ピクセル、240 PPIなら1920 × 2400ピクセルです。離れて見るなら、150 PPIの1200 × 1500ピクセルで十分です。
4 × 6インチの写真は何ピクセルですか?
300 PPIなら1200 × 1800ピクセル、240 PPIなら960 × 1440ピクセルです。
A4には何ピクセル必要ですか?
300 PPIなら2480 × 3508ピクセル、150 PPIなら1240 × 1754ピクセルです。
写真プリントは240 PPIで足りますか?
腕を伸ばした距離で見るプリントなら、ほとんどの人は240と300 PPIを見分けられません。ショップが300を求めている場合や、近くでじっくり見られるプリントには300を使ってください。
DPIを変えると写真はきれいに印刷されますか?
いいえ。DPIの値を変えるだけでは画素は増えません。印刷品質は、用紙サイズに対して写真に何ピクセルあるかで決まります。
写真がプリントに対して小さすぎる場合はどうすればよいですか?
小さく印刷するか、拡大してください。5 MPまでの写真には4倍拡大、1.25 MPまでの写真には8倍拡大(2クレジット)を使います。結果は最大80 MPです。
大量の写真や自社アプリの中で処理したい場合は 画像の高画質化・アップスケールAPIへ